Q:石川県出身の稲村さんですが、幼少期はどんなお子さんでしたか?


好きなことをする子供でした。特に、父は、競馬を、母は、パチンコを教えてくれました。

 

Q:今までどんな仕事をされてきましたか?


 ギャンブルが好きな青春期でしたが、高校では3年間鉄工所でバイトをしました。

高校三年卒業前、パチンコ屋でバイトをしまして、パチンコ業界の裏側を知りました。
東京に上京して、バーテンで修行。飲食業の接客から始まり、売上を上げるために何をすべきなのか?
などなど考えて仕事をしました。
そのあと、ホームレスになり、空き缶、アルミ缶回収、本、書籍を新宿駅前で販売、日払いで、建築現場に駆り出される日々を過ごしました。

 

その後、ホームレスの親父から、ビジネスの考え方、実践の仕方を学び、その後、起業することになりました。

 

Q:上京され仕事に就くもホームレスに転落とありますが、どういった状況だったのでしょうか?

音楽やバンドで成り上がる予定でしたが、夢破れて、好きな彼女に振られて、酒におぼれて、電気ガス水道は滞納で止まり、ロウソク生活で、家賃滞納状況でした。

 

ロウソク生活で、引火して、水道が止まっていたのでボヤを出してしまい、そのまま、新宿中央公園で、ホームレス生活となりました。
小銭しかなく、シケモクを吸って段ボールでの生活でしたが、夏場でしたので、青空の下快適に生活をしていました。

 

Q:年商20億円企業にまで成長させるもITバブル崩壊と共に倒産。30歳で億単位の借金を背負い、どん底から再スタート。その時、どんな気持ちでしたか?


人材派遣会社をしていたので、売上を上げることは人数勝負でした。どれだけ雇えるかがポイントなのですが、経済危機が起きると、ビジネスが止まってしまうビジネスモデルなので、元受けビジネス、複数収入構築・権利収入構築をしなければならないと思いました。

 

1992年の創業時、バブル時期では、こんなことを言われていました。
「借金は資産だ」と言われましたが、「借金は負債」であり、その考えでビジネスをしていた経営者の多くが倒産をしていました。ですので、借金を抱えることは、正しくビジネスをしていれば問題はないのですが、問題や課題ができた時に、返済に追われるので、正しいビジネスをすることが大切だと思います。

 

再スタートに関してですが、その前に、自分がいる場所や、環境がともて大切だと実感しています。それは、成功者は成功者のレールの上に作られるといいます。しかし、失敗は失敗のレールの上に作られます。ですので、どのレールにいるかが大切だということで、借金よりも、自分の環境が大切だと思い借金を背負ってでも、現在の人脈から離れることを決断しました。

 

しかし、自分で借り入れをしていたこともあり、借金苦となりました。しかし、夢や希望も持っていたので、苦しくても頑張ろうという気持ちでした。

 

Q:今で海外講演をはじめ日本では1万人セミナーを成功させ、ご自身も複数収入を構築され大成功を収められていますが、今後の夢は何ですか?

 

原点に戻って、経営者、リーダー、投資家をたくさんの方々に教えることをするために、このコロナウイルスで、多くの経営者、起業家や投資家、日本の人々や世界の人々が苦しんでいるので、新コンテンツをもとに、広めて成功者やミリオネア、ビリオネアを作りたいと思います。

 

そして、そのメンバーで、会社や投資会社を作り、これからの起業家、投資家に支援や出資などしたり、次世代の若い子供たちに、稼せぐための経営者、投資家を育てたいと思っています。

 

Q:現在、多くの企業がコロナウイルスの影響で経済的にとても苦しい状況にあります。何かアドバイスをいただけますか?

原点に戻ることとして、「何故、このビジネスをしようと思ったのか?」
「何故、自分の命を燃やしてまで、この仕事をしているのか?」
「人々に、何を持って憶えられたいのか?」
「自分が、この仕事をしていて、人生、よかったと言えることだったのか?」
(※自分自身の人生のフィルターの中で、大きく占めるものが、仕事です)
いくつもの質問を考え抜いて、人生を振り返って原点に戻り、自分自身の経営をして頂きたいと思います。

 

特に、多くの企業は、売上が立たない状況でしたので、資金が無い状態です。キャッシュフローの見直し、

会社全体、役員、従業員、顧客に、自社の強みと弱みを聴くこと。そして、自分の会社の強みを全面的に出して欲しいです。

 

Q:これからの日本人に必要なことは何でしょうか?


創造力、解決力、主体性、継続力、人間力、5つの能力が必要です。

特に、起業家になる方は、創造力と、投資家としてのお金の増やし方や考え方、
お金の知識が必要です。

 

Q:月刊とまとの読者の皆さんに一言お願いします。

読者の皆様へ
コロナウイルスでは、世界中が大きく換わりました。生き方や、仕事の仕方、人とのコミュニケーションなど、
すべてが換わりました。

 

その中でこれから新しい生き方を考えなければなりません。レナウンなどの、大企業や、中小零細企業までが、一瞬にして倒産する時代となりました。ここからは、あなたが生きる道を考えなければなりません。

 

100年前は9割以上の人々が経営者でした。しかし、戦後、世の中が換わり、帰属する生き方となり、会社に勤めることとなったのです。今こうして、時代が大きく変容する時に、あなたのような人が、リーダーや新たに起業家となり、少数精鋭でも起業して経営をすることで、人生の生き方や人々への貢献へと換わっていくのです。

 

是非、あなたもその一人になって欲しいと思っています。

 

 

〈プロフィール〉 

 稲村徹也(いなむら・てつや)

ウェーブリンク株式会社 代表取締役社長。ロバート・アレン氏のエージェント。
複数収入・権利収入・副業収入構築ビジネスモデル、投資家、経営者、経営コンサルタント
1971年石川県生まれ。高校卒業後上京するが、夢破れホームレスに転落。
ホームレスのメンターと出会い、21歳で起業。
毎年売上を倍増させ、年商20億円企業にまで成長させる。
100億円企業を目指していたが、2002年ITバブル崩壊と共に倒産。
30歳で億単位の借金を背負い、どん底から再スタート。
当時、ロバート・アレンの億万長者入門を読み実践し、
現在は、複数収入・権利収入構築に成功。
不動産・建設会社、投資会社、イベント企画会社、ビジネスプロデューサー、講演家
6冊の書籍を出版、ベストセラー作家としての経験を通し人材育成に注力。

 

 

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